砂漠の国のちびっこカップル
アラビンシティに住んでいる元気な5歳の少年

今日もいつものようにお気に入りのマントをなびかせながら、広大なサラサ砂漠を無邪気に駆け回っていました
『おにいちゃん!!
サツマイモいっこちょーだいっ!』
砂の上を思う存分走ったおかげで靴やマントが砂だらけになり、キャッキャッと喜ぶヨーテリーくんでしたが、ふとサンド君のつくるサツマイモが食べたくなり、彼の家をたずねました。農作業していたサンド(タマラ)は作業の手を休め、"小さな客人"を見て朗らかに笑いました。
『こんにちは~!
あのですね、昨日フォッコ姫にたくさんあげちゃって
サツマイモがひとつだけしか残ってないんです。なので、仲良く食べて下さいね!』
ヨーテリーは首をかしげながら横を見ると、そこには自分と同い年ぐらいの"小さな女の子"が立っていました。火山に住む5歳の

『じゃあさ!半分こしよ』
『ヨーテリーに全部あげるー!わたしの方がちょっとだけ年上だしっ』
二人は涼しい「サラサトンネル」まで走り、そこで仲良く一休みしました
『こんどさ、家に遊びにいってもいい?』
『え!きてくれるの!?』
それから二人は、ちょくちょく遊ぶようになったそうです
----------
『砂漠の国』の子供たちのお話。
デスヴェラ火山に住むマグマッグちゃんはヨーテリー君と出会うまで同い年の子と遊んだ事が無かったらしく、初めて友達ができて嬉しくてはしゃいでおりました。
コメント
コメントを投稿