湖の国の列車旅行
オルセイルシティから遠く離れた大都市ローシャンに向かうため、3日間かけてゆく高級寝台特急『ロータエクスプレス』に乗車したロトムたち。
人数が多いので<男子組>と<女子組>で部屋分けし、移動中それぞれの部屋で寝泊りする事になりました
<男子部屋> <女子部屋>
ロトム ツタージャ
ジラーチ チェリム
メラルバ ビクティニ
ケーシィ マナフィ
弟ニャオニクス スカイシェイミ
ピチュー ニャスパー
姉ニャオニクス
こちらは男子ルームの様子
二段ベッドに登って『はやくはやくぅ~♪』とはしゃぐロトム
下ではピチューが身体の小っちゃなジラーチを見て靴の脱ぎ履きが下手だったチビすけのことを思い出したのか『手伝ってやんぜ!』と彼の靴を脱がせてあげており、事情を知らないジラーチくんはいきなり靴を脱がされたのできょとんとしています。
お行儀の良いメラルバは上着をきちんとハンガーにかけています
ケーシィはソファーで読書中。弟ニャオニクスはお眠なのか、すでに布団に包まれぐっすり寝ています。
しばらくして…
女子部屋からマナフィちゃんがやってきました。
彼女の身体に触れた瞬間、『何すんのよ!このヘンタイ』と顔面にキックを食らわされます。
お邪魔虫を倒し、部屋に押し入ったマナフィは「いとしのジラーチ君」を見つけると、
彼を抱きしめて思う存分イチャイチャしました。
--ベッドの上--
うわわっ!?
ピチューだいじょーぶ!?
ピチューだいじょーぶ!?
顔がゾンビみたいになってるよ?
あ、ああ…大丈夫だ。このぐらいよくある事だぜ
くそっ!しかしあのワガママ娘め、まさか部屋に乗り込んでくるたぁ恐るべき執念だぜ!
くそっ!しかしあのワガママ娘め、まさか部屋に乗り込んでくるたぁ恐るべき執念だぜ!
マナフィ、まだジラーチとイチャイチャしてるよ
よっぽどジラーチのコトが好きなんだろうね
フィアンセなんだってさ
フィアンセなんだってさ
それって、あの甘くてしっとりしたケーキみたいなやつ?
ロトム、それはフィナンシェ
フィアンセというのは「ケッコン」が決まってる男女の事さ。
フィアンセというのは「ケッコン」が決まってる男女の事さ。
Σケッコン!?
ジラーチたちケッコンするの!?
ジラーチたちケッコンするの!?
さ?それはどうだろう
ジラーチの方は全くそんな気が無さそうに見えるし…ていうかすごく嫌そうだし
マナフィが一方的にフィアンセを自称してるんじゃないかな。
ジラーチの方は全くそんな気が無さそうに見えるし…ていうかすごく嫌そうだし
マナフィが一方的にフィアンセを自称してるんじゃないかな。
ぶっちゃけ片思いってやつさ。
カタオモイってなーに?
そ、それは…っ
ぐふふ…よく聞くんだロトム
片思いってのはな、ムラムラしてて歯がゆくて甘酸っぱい気持ちの事だ。
それが続くと人格が歪む事があるんだぜ…!
片思いってのはな、ムラムラしてて歯がゆくて甘酸っぱい気持ちの事だ。
それが続くと人格が歪む事があるんだぜ…!
?
ちょっとピチュー、幼児に何教えてるのさ!
軽率な発言はやめてくれない?教育によくないし不健全だよ
軽率な発言はやめてくれない?教育によくないし不健全だよ
せっかくボクが、オブラートに包んではぐらかそうと思ったのに…。
ふ、だが真実だぜ…
それにメラルバ、幼児っていうがお前も同じだろうが
俺からすりゃロトムもお前も変わらんぜ。どうせデートもした事ねぇんだろ?
それにメラルバ、幼児っていうがお前も同じだろうが
俺からすりゃロトムもお前も変わらんぜ。どうせデートもした事ねぇんだろ?
失礼な…!
ボクはパパや大人たちから色々教えてもらってるさ
ボクはパパや大人たちから色々教えてもらってるさ
色々だと?
まぁね、世の中には大人より子供の方がイイって女性もいて
その人と街へ出かけたり、レストランで食事したり、一緒にホテルへ泊まった事もあるよ。
その人と街へ出かけたり、レストランで食事したり、一緒にホテルへ泊まった事もあるよ。
そういう人たちって、
パパがいうには「ニッチな嗜好の持ち主」とか「マニア」って呼ばれるんだってさ。
パパがいうには「ニッチな嗜好の持ち主」とか「マニア」って呼ばれるんだってさ。
くっ!
コイツ…意外に大人だぜ!
コイツ…意外に大人だぜ!
ねえケーシィ…
あの二人、さっきから何の話してるの?
あの二人、さっきから何の話してるの?
さあ?
きっと僕たちの知らない「オトナ」の話をしてるんだと思う。
きっと僕たちの知らない「オトナ」の話をしてるんだと思う。
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ロータ編でロトムたちが搭乗予定の豪華列車『ロータエクスプレス』男の子サイドです。
ベッド付き列車に乗るのは(メラルバ以外)初めてで、特に年少組はみんな嬉しくてはしゃぎ回っておりました
そんな中、ジラーチ恋しさに男子部屋へ突撃してきたマナフィちゃん……
ピチューにキックをかますおてんばな姿に、お行儀がよくて気品のある女性しか知らないメラルバ君はすっかり衝撃を受けてハシゴを上る途中で硬直していましたが、同じくその現場を目撃したケーシィ君は無邪気で元気いっぱいなクマシュンちゃんを知っているので平然としていたそうです。
マイペースなケーシィ君に『いつまでそうしてるの?』とせかされあわてて登るメラルバ君
この日はみんなで登山していた事もあり、革ブーツを脱いだ彼の素足からはケーシィ君いわく何とも言えないムレた香ばしい匂いが漂っていたそうです
マナフィにどつかれるピチュー。みんなの反応はそれぞれ面白いです。
返信削除メラルバは結構大人なのかもしれない。
すべてがうまくいくことを願っています。
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