『ねーねー。フォッコ様、こっちきて遊ぼ!
つめたくて気持ちいいよー♪』
いつものようにお城を抜け出したは気晴らしにサラサ砂漠にあるオアシスに行くと、幼いが水遊びしているのを見かけました。
アラビンシティで暮らしている5歳の男の子ヨーテリー君はオアシスが大好きで、
噴火騒ぎが起こる以前は友達のコフキムシ君とよく二人で遊んでいましたが、今日は一人で元気なさそうです。フォッコ姫は気になって『どうしたのかな?』と声をかけました。
『あのね。ぼくロトルカにいったあいつが
元気にしてるか心配でさ…。』
どうやらヨーテリー君は、"以前オークシティに住んでいた"友達のコフキムシ君が引っ越してしまったために、遊び相手がおらず寂しい思いをしているようです。
気持ちを理解したフォッコ姫はその場に座り、ヨーテリー君に優しく語りかけました。
『ヨーテリーくん…だよね?
コフキムシくんならパパやお姉さんと一緒にロトルカで楽しく過ごしてるよ。
彼もキミに逢えなくて寂しいってさ!』
フォッコ姫は二人のこともちゃんと知っておりました。
「友達が離れていても元気で過ごしている」のを聞き、嬉しくてたまらないヨーテリー君。
すっかり気持ちが晴れ、しばらくフォッコ姫と遊んだ後『バイバイ!フォッコ様!』と元気に帰っていきました
--自由を愛する気まぐれな王女 フォッコ姫(14)のコメント--
気分転換しにサラサ砂漠に行ったら「小さい男の子」がオアシスの水で遊んでいたんだ。
アラビンシティの商人ハーデリアの孫の《ヨーテリー》
アラビンシティの商人ハーデリアの孫の《ヨーテリー》
オークシティと違って子供の足で通うのは難しいからね。
それでサ… ボクが『コフキムシもキミに逢いたがってたよ!』って教えてやったらあの子、急に元気になってはしゃぎだすんだよ。
フフッ…
子供ってホント、単純で可愛いよね!
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相手が幼い子供でもきちんと話を聞いてあげるフォッコ姫
彼女にとって自国の民は全て「わが子」のように愛しくてたまらない存在なのだとか。
幼稚園児のヨーテリー君はサンド君と違い、相手が「王女」でも臆することなく接する事ができるようです。
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