【擬人化】ピチューとサンドの砂漠の冒険


『上からくるぞ…早く逃げるんだァァ!!』

紅色の珠が置かれている火山の聖域へ向かうため、ピチュー(ライ)は原住民の10歳の少年サンド(タマラ)と一緒にサラサ砂漠の奥地にある「砂の回廊」の入り口へとやってきました

サンド君の話によると、このさきに火山の奥深くへと通じる"隠し通路"があるそうです。

『まるであの世の者だぜ…!』

ドッシリとした威圧感漂わす巨大な入り口を前にビビるピチュー。
向こう側は砂埃でうっすらとぼやけ、おまけにアァー……と叫び声のような不気味な音も聴こえてきます

『だいじょうぶ!風の音ですよ
ぼく友達とよくここへ遊びにきてるんです!』


ニコッと笑いながら『さっ、早く行きましょう!』と事も無げに言ってのけるサンド君。
彼ら原住民の子供にとってはここも"遊び場の一つ"に過ぎないようです

しかし門をくぐろうとしたその時…
突然地震が起きて壁が崩れ、大量の落石が二人の頭上に降り注いできました

『バカヤロウ!何棒立ちしてやがる!!』

ピチューは怯えて動けないサンドの手を引っ張り、門の向こう側へ避難するのでした。


『うひゃぁ~!!きっついです…!』

落石で激しい粉塵が立ちのぼり、衝撃に耐えるピチューと丸くなって身を守るサンド君。

だんだん地震も増え、火山の噴火が確実に近づいているようです
何とか落石をやり過ごした二人は急いで「砂の回廊」を進み、その先にある火山の聖域を目指すのでした


---砂漠の国で暮らす少年 サンド(10)のコメント-
ハイ!ぼく、サンドです。
あの時はビックリしましたよ…まさか地震が起きて頭上から岩が降ってくるなんて!
ピチューさんが居なかったら岩の下敷きになる所でした。
ぼく、前からしょっちゅうあの場所へ遊びに行ったりしてるので平気だと思ってたんですけど…自然はぼくが思ってる以上に怖いのだと知りました…今後は気をつけないと。

あとあと…!ぼくを助けてくれた時のピチューさん…
すごくカッコよかったんです!!スーパーヒーローみたいでさ!!



----------
サンド君のピンチを救ったピチュー。借金取りに追われて身も心も腐りかけていた彼ですが、砂漠という過酷な
環境で冒険を続けるうちにかつての勘と戦闘センスを取り戻しつつあるようです。

余談ですがブーツを履いているサンド君と違いピチューは便所サンダルなので、砂漠に慣れているサンド君は『ピチューさん、その履物では砂の上はきついですよ~!』と冷静にツッコミを入れますが、彼は『これが漢のファッションだぜ!!』と言い、砂漠を便所サンダルで爆走していました。初代主人公恐るべし!




・追記
オリジナル制作に集中するため当ブログを休止すると言いましたが予定を変更。思ったり制作に時間がかかりそうで(集中的にやったとして恐らく全編やり終えるのに二年以上)加えて、最も政策が難航する"最初の章"は終えた事もあり、これなら休止しなくてもいいかなと…

なので本ブログの運営を再開するとおもに、向こうもゆっくり進めていきます。



関連記事
《火山の聖域を目指すサンドとピチュー》

コメント